タグリファレンス

システム操作

clearsysvar

システム変数をすべて初期化します。

clickskip
属性 必須 説明
enabled yes true / false true にするとクリックスキップが行えるモードになります。false にするとクリックスキップが行えないモードになります。

クリックスキップモードを設定したり、解除したりするための機能です。

クリックスキップについては「クリックスキップ」を参照してください。

hidemessage

すべてのメッセージレイヤを非表示にした上で、コンテンツの再生を一時停止します。クリックすることでメッセージレイヤは元の状態に戻り、コンテンツは次の行へと進みます。

quake
属性 必須 説明
time yes ミリ秒 ここで指定したミリ秒分だけ画面を揺らし続けます。
hmax no ピクセル (10) 揺れが横方向に最大何ピクセル揺れるか指定します。0 を指定すると横方向には揺れません。
vmax no ピクセル (10) 揺れが縦方向に最大何ピクセル揺れるか指定します。0 を指定すると縦方向には揺れません。

画面全体を揺らします。

このタグは正確には「画面を揺らし始める」タグです。画面を揺らしている間、コンテンツを一時停止したい場合は[wq]タグを併用してください。

rclick
属性 必須 説明
call no true / false true を指定すると、右クリックの際、target 属性および storage 属性によって指定された箇所へサブルーチンジャンプします。この属性と jump 属性へ同時に true を指定することはできません。この属性と jump 属性の両方が false の場合、デフォルトの状態の動作をします。
jump no true / false true を指定すると、右クリックの際、target 属性および storage 属性によって指定された箇所へジャンプします。この属性と call 属性へ同時に true を指定することはできません。この属性と call 属性の両方が false の場合、デフォルトの状態の動作をします。
target no ラベル名 call 属性もしくは jump 属性のいずれかが true の場合、右クリックされた際にジャンプもしくはサブルーチンジャンプするラベル名を指定します。省略すると storage 属性で指定されたファイルの冒頭へジャンプします。
storage no シナリオファイル名 call 属性もしくは jump 属性のいずれかが true の場合、右クリックされた際にジャンプもしくはサブルーチンジャンプするシナリオファイル名を指定します。省略するとジャンプ先は現在のファイル内に存在するとみなされます。
enabled no true / false false を指定すると、右クリックしても一切の動作は行われなくなります。true を指定すると、このタグによって定義された動作をするようになります。

デフォルトの状態では、右クリックすると[hidemessage]タグが実行されたときと同じ動作をします。

右クリックの検出は、[l]タグ、[p]タグ、[s]タグによってコンテンツの進行が停止している場合にのみ有効です。

また、スマートフォンなどタッチデバイスを有する端末からコンテンツを再生している場合、フリック動作が右クリックと等しい挙動とみなされます。

resetwait

内部タイマーをリセットします。

[wait]タグの mode 属性に "until" を指定する際に使用します。

s

コンテンツの進行を停止します。

あらかじめ[button]タグなどでこの状態から抜けだす方法を用意しておかない限り、一切のクリックなどを受け付けなくなります。

stopquake

[quake]タグで開始した揺れを終了させます。

wait
属性 必須 説明
time yes ミリ秒 ここで指定したミリ秒分だけ、コンテンツの再生を停止します。
mode no "normal" / "until" ("until") "normal" を指定すると、単に time 属性で指定したミリ秒分だけ停止します。"until" を指定すると、[resetwait]タグによってリセットされた内部タイマーが、time 属性で指定した時間を超えるまで停止します。既に内部タイマーが time 属性で指定した時間を超えていた場合には何も起きません。
canskip no true / false (true) true を指定すると、クリックによってコンテンツの停止をキャンセルし、指定された時間を待たずして次の行に進むことができます。

コンテンツの再生を指定した時間だけ停止します。

waitclick

コンテンツの再生を一時停止します。クリックすることでこの状態は解除され、コンテンツは次の行へと進みます。

なお、スキップモード中であってもコンテンツの再生は一時停止します。

wc
属性 必須 説明
time yes 文字数 ここに指定した文字数が表示される時間分、コンテンツの再生を停止します。

指定した文字数が表示されるのにかかる時間分、コンテンツの再生を停止します。

なお、1文字を表示するのにかかる時間は、[delay]タグで設定できます。

wq
属性 必須 説明
canskip no true / false (true) true を指定すると、クリックによって強制的に画面の揺らしを終了し、次の行へ進みます。

[quake]タグで開始した、画面を揺らしている処理の終了を待ちます。

o2_loadplugin
属性 必須 説明
module yes プラグインファイル名 読み込みたいプラグインファイル名を指定します。

プラグインを読み込みます。

プラグインはプロジェクトフォルダ内の「plugin」フォルダ内に入れておく必要があります。

マクロ操作

endmacro

[macro]タグで開始したマクロ定義の終了を宣言します。

erasemacro
属性 必須 説明
name yes マクロ名 消去するマクロの名前を指定します。

[macro]タグで定義したマクロを消去します。

macro
属性 必須 説明
name yes マクロ名 定義するマクロの名前を指定します。

マクロを定義します。

詳しくは「マクロについて」を参照してください。

メッセージ操作

cancelautomode

オートモードを解除します。

cancelskip

スキップモードを解除します。

ch
属性 必須 説明
text yes 文字列 表示する文字を指定します。

カレントメッセージレイヤのカレントポジションにテキストを描画します。

通常はこのタグではなく、タグ以外の部分に文字列を書くことによってテキストを表示しますので、このタグは特殊な用途にのみ使用します。

cm

全てのメッセージレイヤのクリアを行います。具体的には以下のことが行われます。

  • テキストやボタンなど、全てのメッセージレイヤ上の全てのオブジェクトが消去されます
  • 全てのメッセージレイヤ上のフォント情報が[deffont]タグで指定された状態へと戻ります
  • 全てのメッセージレイヤ上のスタイル情報が[defstyle]タグで指定された状態へと戻ります
ct

全てのメッセージレイヤのクリアを行い、message0 レイヤの fore ページにカレントメッセージレイヤを設定します。全てのメッセージレイヤのクリアとは、具体的には以下のことです。

  • テキストやボタンなど、全てのメッセージレイヤ上の全てのオブジェクトが消去されます
  • 全てのメッセージレイヤ上のフォント情報が[deffont]タグで指定された状態へと戻ります
  • 全てのメッセージレイヤ上のスタイル情報が[defstyle]タグで指定された状態へと戻ります
current
属性 必須 説明
layer yes メッセージレイヤ名 "message0" や "message1" など、操作対象としたいメッセージレイヤ名を指定します。
page no "fore" / "back" 操作対象としたいメッセージレイヤのページを指定します。
withback no true / false (false) true を指定すると、そのメッセージレイヤの fore ページがカレントメッセージレイヤであるとき、テキストを描画する際に fore ページだけではなく back ページにも描画します。トランジションを進行させながらテキストの描画を行う場合に多用することとなります。

操作対象とするメッセージレイヤ(カレントメッセージレイヤ)を変更します。

テキストの描画や、一部のタグの機能は、カレントメッセージレイヤに対して実行されますので、これらの機能を使う前に、このタグであらかじめカレントメッセージレイヤを設定しておく必要があります。

deffont
属性 必須 説明
size no ピクセル数 デフォルトフォントの大きさをピクセル数で指定します。
face no フォント名 "Meiryo" など、デフォルトフォントのフォント名を指定します。
color no 16進数色コード "0xff8000" など、デフォルトフォントの色を指定します。必ず 0x の2文字で書きはじめ、その後の6桁を16進数で指定してください。
rubysize no ピクセル数 / "default" デフォルトフォントのルビの大きさをピクセル数で指定します。"default" を指定すると、10ピクセルとなります。
rubyoffset no ピクセル数 / "default" デフォルトフォントのルビと親文字の間の距離をピクセル数で指定します。"default" を指定すると、0ピクセルとなります。負の値を指定することもできますが、その場合ルビと親文字が重なることがあります。
edge no true / false デフォルトフォントを縁取り文字にするか否かを指定します。
edgecolor no 16進数色コード "0xff8000" など、デフォルトフォントの文字の縁の色を指定します。必ず 0x の2文字で書きはじめ、その後の6桁を16進数で指定してください。
bold no true / false デフォルトフォントを太字にするか否かを指定します。
o2_shadow no true / false デフォルトフォントに影を付けるか否かを指定します。
o2_shadowblur no ピクセル数 デフォルトフォントの影のぼやけ具合を指定します。
o2_shadowoffsetx no ピクセル数 デフォルトフォントの影の、文字から見た左右位置を指定します。
o2_shadowoffsety no ピクセル数 デフォルトフォントの影の、文字から見た上下位置を指定します。
o2_shadowcolor no 16進数色コード デフォルトフォントの影の色を指定します。

カレントメッセージレイヤのデフォルトフォントを変更します。

このタグでデフォルトフォントを指定するだけでは、まだ実際の描画には反映されません。実際の描画に反映するには、[resetfont]タグでデフォルトフォントを適用する必要があります。

defstyle
属性 必須 説明
align no "left" / "top" / "center" / "right" / "bottom" / "default" デフォルトスタイルの文字揃えを指定します。
横書きの場合には、"left" を指定すると左揃え、"center" を指定すると中央揃え、"right" を指定すると右揃えとなります。縦書きの場合には、"top" を指定すると上揃え、"center" を指定すると中央揃え、"bottom" を指定すると下揃えになります。"default" を指定すると、横書きの場合には左揃え、縦書きの場合には上揃えになります。
"left" や "right" を縦書きの時に指定したり、"top" や "bottom" を横書きの時に指定することはできません。
linespacing no ピクセル数 デフォルトスタイルの行間を指定します。
pitch no ピクセル数 デフォルトスタイルの字間を指定します。
linesize no ピクセル数 デフォルトスタイルの行の幅を指定します。
autoreturn no true / false デフォルトスタイルで自動改行を行うか否かを指定します。"true" を指定すると、メッセージレイヤのサイズに合わせてテキストを自動で折り返します。"false" を指定すると自動での折り返しを行いません。
o2_kinsoku no "none" / "oidashi" / "burasagari-oidashi" デフォルトスタイルの禁則処理のタイプを指定します。"none" を指定すると禁則処理は行われません。"oidashi" を指定すると追い出しによる禁則処理が行われます。"burasagari-oidashi" を指定すると、追い出しとぶら下がりを併用した禁則処理が行われます。
o2_kinsoku_bol_char no 文字列 デフォルトスタイルの行頭禁則文字を指定します。"。、」』)" といった形で、行頭禁則文字を列挙してください。
o2_kinsoku_eol_char no 文字列 デフォルトスタイルの行末禁則文字を指定します。"「『(" といった形で、行末禁則文字を列挙してください。
o2_kinsoku_burasagari_char no 文字列 デフォルトスタイルのぶら下がり対象文字を指定します。"。、" といった形で、ぶら下がり対象文字を列挙してください。o2_kinsoku=burasagari-oidashi としなかった場合にはこの属性は無意味です。

カレントメッセージレイヤのデフォルトスタイルを変更します。

このタグでデフォルトスタイルを指定するだけでは、まだ実際の描画には反映されません。実際の描画に反映するには、[resetstyle]タグでデフォルトスタイルを適用する必要があります。

delay
属性 必須 説明
speed yes  "nowait" / "user" / ミリ秒 "nowait" を指定すると、文字列を一気に表示するようになります。数字を指定すると、文字列を1文字ずつ表示するモードとなり、1文字を表示するために費やす時間(ミリ秒)を費やすかが指定できます。この値を大きくすればするほど、文字はゆっくり表示されることになります。また"user"を指定するとConfig.jsonで設定した"chSpeeds"の数値が反映されます。

文字列を表示する際の、文字の表示速度を指定します。

endindent

[indent]タグで設定されたインデント位置を解除します。

endnowait

ノーウェイトモードを解除します。

er

カレントメッセージレイヤのクリアを行います。具体的には以下のことが行われます。

  • テキストやボタンなど、カレントメッセージレイヤ上の全てのオブジェクトが消去されます
  • カレントメッセージレイヤ上のフォント情報が[deffont]タグで指定された状態へと戻ります
  • カレントメッセージレイヤ上のスタイル情報が[defstyle]タグで指定された状態へと戻ります
font
属性 必須 説明
size no ピクセル数 文字の大きさをピクセル数で指定します。
face no フォント名 "Meiryo" など、フォント名を指定します。
color no 16進数色コード "0xff8000" など、色を指定します。必ず 0x の2文字で書きはじめ、その後の6桁を16進数で指定してください。
rubysize no ピクセル数 / "default" ルビの大きさをピクセル数で指定します。"default" を指定すると、10ピクセルとなります。
rubyoffset no ピクセル数 / "default" ルビと親文字の間の距離をピクセル数で指定します。"default" を指定すると、0ピクセルとなります。負の値を指定することもできますが、その場合ルビと親文字が重なることがあります。
edge no true / false 縁取り文字にするか否かを指定します。
edgecolor no 16進数色コード "0xff8000" など、文字の縁の色を指定します。必ず 0x の2文字で書きはじめ、その後の6桁を16進数で指定してください。
bold no true / false 太字にするか否かを指定します。
o2_shadow no true / false 影を付けるか否かを指定します。
o2_shadowblur no ピクセル数 影のぼやけ具合を指定します。
o2_shadowoffsetx no ピクセル数 文字から見た影の左右位置を指定します。
o2_shadowoffsety no ピクセル数 文字から見た影の上下位置を指定します。
o2_shadowcolor no 16進数色コード 影の色を指定します。

カレントメッセージレイヤの文字のフォント情報を指定します。

これらの属性は、[resetfont]タグ、[cm]タグなどによってクリアされ、デフォルトフォントに戻ります。

glyph
属性 必須 説明
line no 画像ファイル名 行末クリック待ち記号の画像ファイル名を、拡張子を除いた形で指定します。
page no 画像ファイル名 改ページ待ち記号の画像ファイル名を、拡張子を除いた形で指定します。
fix no true / false true を指定すると、クリック待ち記号は left 属性および top 属性で指定された場所に表示されます。false を指定すると、クリック待ち記号は最後に表示された文字の隣に表示されます。
left no ピクセル数 fix=true とした場合の、クリック待ち記号の画面内における左端位置を指定します。
top no ピクセル数 fix=true とした場合の、クリック待ち記号の画面内における上端位置を指定します。

クリック待ち記号を定義します。

アニメーション付きの画像を指定することもできます。アニメーションについては「アニメーションについて」を参照してください。

なお、バージョン 2.2.1 まで[glyph]タグの代わりに用意されていた[o2_prov_glyph]タグは、バージョン 2.3 以降廃止されたため、現在は GIF ファイルをクリック待ち記号として使う方法はありません。

hch
属性 必須 説明
text yes ピクセル数 縦中横をする文字列を指定します。

縦書きの文章の中で、1文字分のスペースに複数の文字を横書きで詰め込む方法(縦中横)で文字を表示します。
縦書きモードでなければ使用することはできません。

indent

このタグが実行された箇所にインデント位置を設定します。テキストの自動改行の際、次の行の左端位置はこのタグが実行された位置となります。

インデントを解除するには[endindent]タグを使用します。

l

コンテンツの再生を一時停止し、クリック待ちを行います。クリック待ちの最中には、クリックを促す画像(グリフ画像)が表示されます。

類似の機能を持つ[waitclick]タグは汎用的に使われます。[p]タグはテキストの改ページを伴うクリック待ちに使われます。[l]タグはテキストの改行を伴うクリック待ちを行う際に使用してください。

locate
属性 必須 説明
x no ピクセル数 カレントポジションの X 座標を指定します。
y no ピクセル数 カレントポジションの Y 座標を指定します。

カレントメッセージレイヤに対して、カレントポジションを設定します。

カレントポジションとは、次に文字が描画されたり、ボタンが描画されたりする位置を指します。

nowait

ノーウェイトモードに設定します。

p

コンテンツの再生を一時停止し、クリック待ちを行います。クリック待ちの最中には、クリックを促す画像(グリフ画像)が表示されます。

類似の機能を持つ[waitclick]タグは汎用的に使われます。[l]タグはテキストの改行を伴うクリック待ちに使われます。[p]タグは文字列の改ページを伴うクリック待ちを行う際に使用してください。

position
属性 必須 説明
layer no メッセージレイヤ名 属性を変更するメッセージレイヤの名前を指定します。省略するとカレントメッセージレイヤが対象となります。
page no "fore" / "back" 属性を変更するメッセージレイヤのページを指定します。省略するとカレントメッセージレイヤが対象となります。
top no ピクセル数 メッセージレイヤの上端位置を指定します。
left no ピクセル数 メッセージレイヤの左端位置を指定します。
width no ピクセル数 メッセージレイヤの横幅を指定します。
height no ピクセル数 メッセージレイヤの縦幅を指定します。
color no 16進数色コード メッセージレイヤの背景の色を指定します。frame 属性に空文字列 "" 以外が指定されている時には、この属性は無視されます。
frame no 画像ファイル名 メッセージレイヤの背景とする画像ファイル名を指定します。空文字列 "" を指定すると背景画像は使用されず、メッセージレイヤは color 属性で指定した色の矩形として表示されます。
opacity no 0 〜 255 メッセージレイヤの背景の不透明度を指定します。0 が完全に透明、255 が完全に不透明です。なお、opacity 属性はメッセージレイヤの背景の不透明度のみを対象としますので、メッセージレイヤに書き込まれた文字そのものの不透明度には影響しません。
margint no ピクセル数 メッセージレイヤ上部のマージンを指定します。
marginr no ピクセル数 メッセージレイヤ左部分のマージンを指定します。
marginb no ピクセル数 メッセージレイヤ下部のマージンを指定します。
marginl no ピクセル数 メッセージレイヤ右部分のマージンを指定します。
vertical no true / false メッセージレイヤの横書き/縦書きを指定します。true を指定すると縦書きとなります。false を指定すると横書きとなります。
visible no true / false メッセージレイヤの可視/不可視を指定します。true を指定するとメッセージレイヤは可視状態になります。false を指定すると不可視状態になります。

メッセージレイヤの様々な属性を変更します。

r

改行します。

resetfont

カレントメッセージレイヤの現在のフォント情報を破棄し、デフォルトフォントに変更します。デフォルトフォントは、[deffont]タグであらかじめ指定しておきます。

resetstyle

カレントメッセージレイヤの現在のスタイル情報を破棄し、デフォルトスタイルに変更します。デフォルトスタイルは、[defstyle]タグであらかじめ指定しておきます。

ruby
属性 必須 説明
text yes 文字列 ルビの文字列を指定します。

ルビを振ります。

ルビは、このタグの直後にあるテキストか、このタグの直後にある[ch]タグによって描画されるテキストの真上に対して振られます。

style
属性 必須 説明
align no "left" / "top" / "center" / "right" / "bottom" / "default" 文字揃えを指定します。
横書きの場合には、"left" を指定すると左揃え、"center" を指定すると中央揃え、"right" を指定すると右揃えとなります。縦書きの場合には、"top" を指定すると上揃え、"center" を指定すると中央揃え、"bottom" を指定すると下揃えになります。"default" を指定すると、横書きの場合には左揃え、縦書きの場合には上揃えになります。
"left" や "right" を縦書きの時に指定したり、"top" や "bottom" を横書きの時に指定することはできません。
linespacing no ピクセル数 行間を指定します。
pitch no ピクセル数 字間を指定します。
linesize no ピクセル数 行の幅を指定します。
autoreturn no true / false 自動改行を行うか否かを指定します。"true" を指定すると、メッセージレイヤのサイズに合わせてテキストを自動で折り返します。"false" を指定すると自動での折り返しを行いません。
o2_kinsoku no "none" / "oidashi" / "burasagari-oidashi" 禁則処理のタイプを指定します。"none" を指定すると禁則処理は行われません。"oidashi" を指定すると追い出しによる禁則処理が行われます。"burasagari-oidashi" を指定すると、追い出しとぶら下がりを併用した禁則処理が行われます。
o2_kinsoku_bol_char no 文字列 行頭禁則文字を指定します。"。、」』)" といった形で、行頭禁則文字を列挙してください。
o2_kinsoku_eol_char no 文字列 行末禁則文字を指定します。"「『(" といった形で、行末禁則文字を列挙してください。
o2_kinsoku_burasagari_char no 文字列 ぶら下がり対象文字を指定します。"。、" といった形で、ぶら下がり対象文字を列挙してください。o2_kinsoku=burasagari-oidashi としなかった場合にはこの属性は無意味です。

カレントメッセージレイヤの文字のスタイル情報を指定します。

これらの属性は、[resetstyle]タグ、[cm]タグなどによってクリアされ、デフォルトスタイルに戻ります。

o2_enterautomode

オートモードに入ります。

オートモードの速度は、 Config.json の autoModePageWait 項目、 autoModeLineWait 項目で設定できます。

o2_enterskip

スキップモードに入ります。

o2_prov_glyph
属性 必須 説明
line no GIF画像ファイル名 行末クリック待ち記号のGIF画像ファイル名を、拡張子を除いた形で指定します。アニメーションGIFファイルを指定することもできます。
page no GIF画像ファイル名 改ページ待ち記号のGIF画像ファイル名を、拡張子を除いた形で指定します。アニメーションGIFファイルを指定することもできます。
fix no true / false true を指定すると、クリック待ち記号は left 属性および top 属性で指定された場所に表示されます。false を指定すると、クリック待ち記号は最後に表示された文字の隣に表示されます。
left no ピクセル数 fix=true とした場合の、クリック待ち記号の画面内における左端位置を指定します。
top no ピクセル数 fix=true とした場合の、クリック待ち記号の画面内における上端位置を指定します。

クリック待ち記号を定義します。

クリック待ち記号はメッセージレイヤごとではなく、そのコンテンツ全体にわたって定義が有効です。

メッセージ履歴操作

endhact

このタグと[hact]タグで括られたテキストに、メッセージ履歴中でのみ有効なリンクを張ります。

hact
属性 必須 説明
o2_exp yes JavaScript 式 実行する JavaScript 式を指定します。

このタグと[endhact]タグで括られたテキストに、メッセージ履歴中でのみ有効なリンクを張ります。

このリンクの範囲内をクリックすると特定の JavaScript 式を実行することができます。

history
属性 必須 説明
output no true / false メッセージ履歴へテキストを記録するかどうかを指定します。true を指定すると履歴への記録が行われます。false を指定すると、履歴への記録が行われなくなります。
enabled no true / false メッセージ履歴を表示可能かどうかを指定します。true を指定すると、メッセージ履歴が表示可能になります。false を指定すると、メッセージ履歴が表示できなくなります。
ただし、[showhistory]タグで明示的にメッセージ履歴を表示しようとした場合は、enabled=falseでも表示されます。

メッセージ履歴に関する設定を行います。

hr
属性 必須 説明
repage no true / false (false) true を指定すると改ページを挿入します。false を指定すると改行を挿入します。改ページは、Config.jsonで historyLayerEverypage に true が指定されている時のみ挿入可能です。historyLayerEverypage に false が指定されているにも関わらず repage=true とした場合、このタグは無視されます。

メッセージ履歴でのみ有効な改行や改ページを挿入します。

showhistory

メッセージ履歴を表示します。

o2_historytext
属性 必須 説明
text yes 文字列 表示する文字を指定します。

メッセージ履歴にのみテキストを描画します。

ラベル・ジャンプ操作

button
属性 必須 説明
graphic yes 画像ファイル名 このボタンの画像を指定します。
storage no シナリオファイル名 このボタンを押すとジャンプする先のシナリオファイル名を指定します。省略するとジャンプ先は現在のファイル内に存在するとみなされます。
target no ラベル名 このボタンを押すとジャンプする先のラベル名を指定します。省略すると storage 属性で指定されたファイルの冒頭へジャンプします。
o2_url no URL このボタンを押すと開かれる web サイトの URL を指定します。省略すると、ボタンを押しても web サイトは開かれません。
o2_urltarget no フレーム名 ("_blank") o2_url に URL を指定した際、その web サイトをどのフレームで開くかを指定します。省略するとポップアップウィンドウを意味する "_blank" が指定されたとみなされます。
o2_exp no JavaScript 式 クリックされた時に実行される JavaScript 式を指定します。
o2_onenter no JavaScript 式 ボタン内にマウスカーソルが入った瞬間に実行される JavaScript 式を指定します。
o2_onleave no JavaScript 式 ボタン外にマウスカーソルが出た瞬間に実行される JavaScript 式を指定します。

ボタンを描画します。

ボタンの上端位置と左端位置は、カレントポジションに従います。

ボタンを配置するには、3つの画像が横に連結された画像を準備します。画像は novelsphere.js 内部で3等分され、左から順に「通常時の画像」、「クリックされた時の画像」、「オンマウス時の画像」として使用されます。

call
属性 必須 説明
storage no シナリオファイル名 ジャンプ先のシナリオファイル名を指定します。省略するとジャンプ先は現在のファイル内に存在するとみなされます。
target no ラベル名 ジャンプ先のラベル名を指定します。省略すると storage 属性で指定されたファイルの冒頭へジャンプします。

指定された場所へサブルーチンジャンプします。ジャンプ先で[return]タグが storage と target の両属性が省略された形で実行されると、このタグの次の行へと戻ってきます。

endlink

このタグと[link]タグによって括られたテキストにリンクを張ります。

jump
属性 必須 説明
storage no シナリオファイル名 ジャンプ先のシナリオファイル名を指定します。省略するとジャンプ先は現在のファイル内に存在するとみなされます。
target no ラベル名 ジャンプ先のラベル名を指定します。省略すると storage 属性で指定されたファイルの冒頭へジャンプします。
o2_url no URL ジャンプすると同時に開かれる web サイトの URL を指定します。省略すると、web サイトは開かれません。
o2_urltarget no フレーム名 ("_blank") o2_url に URL を指定した際、その web サイトをどのフレームで開くかを指定します。省略するとポップアップウィンドウを意味する "_blank" が指定されたとみなされます。

指定された場所にジャンプします。

link
属性 必須 説明
storage no シナリオファイル名 このリンクを押すとジャンプする先のシナリオファイル名を指定します。省略するとジャンプ先は現在のファイル内に存在するとみなされます。
target no ラベル名 このリンクを押すとジャンプする先のラベル名を指定します。省略すると storage 属性で指定されたファイルの冒頭へジャンプします。
o2_url no URL このリンクを押すと開かれる web サイトの URL を指定します。省略すると、ボタンを押しても web サイトは開かれません。
o2_urltarget no フレーム名 ("_blank") o2_url に URL を指定した際、その web サイトをどのフレームで開くかを指定します。省略するとポップアップウィンドウを意味する "_blank" が指定されたとみなされます。
o2_onenter no JavaScript 式 リンク領域内にマウスカーソルが入った瞬間に実行される JavaScript 式を指定します。
o2_onleave no JavaScript 式 リンク領域外にマウスカーソルが出た瞬間に実行される JavaScript 式を指定します。
o2_exp no JavaScript 式 クリックされた時に実行される JavaScript 式を指定します。

このタグと[endlink]タグによって括られたテキストにリンクを張ります。

[button]タグとほぼ同様の機能を、画像を用意することなく利用できます。

return
属性 必須 説明
storage no シナリオファイル名 戻り先のシナリオファイル名を指定します。省略すると戻り先は現在のファイル内に存在するとみなされます。
target no ラベル名 戻り先のラベル名を指定します。省略すると storage 属性で指定されたファイルの冒頭へ戻ります。

[call]タグによって呼び出されたサブルーチン内で使用します。

storage と target の両属性を省略すると、呼び出し元の[call]タグの直後に戻ります。また、storage と target の両属性を指定することで、任意の場所に戻ることができます。

o2_deletesysbutton
属性 必須 説明
id yes ボタン ID 削除したいシステムボタンのボタン ID を指定します。

[o2_sysbutton]タグで描画したシステムボタンを削除します。

設置されている全てのシステムボタンを一度に削除したい場合は、このタグではなく、[cm]タグ、[ct]タグ、[er]タグなどを使用した方が便利です。

o2_endsyslink

このタグと[o2_syslink]タグによって括られたテキストにシステムリンクを張ります。

o2_sysbutton
属性 必須 説明
graphic yes 画像ファイル名 このシステムボタンの画像を指定します。
id yes ボタン ID このシステムボタンに割り当てる ID を指定します。他のシステムボタンの ID と重複しなければ、任意の文字列を割り当てることができます。
storage no シナリオファイル名 このシステムボタンを押すとジャンプする先のシナリオファイル名を指定します。省略するとジャンプ先は現在のファイル内に存在するとみなされます。
target no ラベル名 このシステムボタンを押すとジャンプする先のラベル名を指定します。省略すると storage 属性で指定されたファイルの冒頭へジャンプします。
o2_url no URL このシステムボタンを押すと開かれる web サイトの URL を指定します。省略すると、ボタンを押しても web サイトは開かれません。
o2_urltarget no フレーム名 ("_blank") o2_url に URL を指定した際、その web サイトをどのフレームで開くかを指定します。省略するとポップアップウィンドウを意味する "_blank" が指定されたとみなされます。
o2_exp no JavaScript 式 クリックされた時に実行される JavaScript 式を指定します。
o2_onenter no JavaScript 式 システムボタン内にマウスカーソルが入った瞬間に実行される JavaScript 式を指定します。
o2_onleave no JavaScript 式 システムボタン外にマウスカーソルが出た瞬間に実行される JavaScript 式を指定します。

システムボタンを描画します。

通常のボタンはシナリオ中の任意の場所へジャンプすることしかできないのに比べ、システムボタンはクリックされた瞬間を起点とするサブルーチンジャンプが行えます。サブルーチンジャンプ先から元のシナリオへ戻るために、サブルーチンジャンプ先には必ず[return]タグが存在している必要があります。

システムボタンは、[p]タグや[l]タグでクリックを待っている時や、[s]タグでコンテンツの進行が停止しているときにしかクリックできません。

システムボタンの上端位置と左端位置は、カレントポジションに従います。

システムを配置するには、4つの画像が横に連結された画像を準備します。画像は novelsphere.js 内部で4等分され、左から順に「通常時の画像」、「クリックされた時の画像」、「オンマウス時の画像」、「クリック不可時の画像」として使用されます。

o2_syslink
属性 必須 説明
storage no シナリオファイル名 このシステムリンクを押すとジャンプする先のシナリオファイル名を指定します。省略するとジャンプ先は現在のファイル内に存在するとみなされます。
target no ラベル名 このシステムリンクを押すとジャンプする先のラベル名を指定します。省略すると storage 属性で指定されたファイルの冒頭へジャンプします。
o2_url no URL このシステムリンクを押すと開かれる web サイトの URL を指定します。省略すると、ボタンを押しても web サイトは開かれません。
o2_urltarget no フレーム名 ("_blank") o2_url に URL を指定した際、その web サイトをどのフレームで開くかを指定します。省略するとポップアップウィンドウを意味する "_blank" が指定されたとみなされます。
o2_exp no JavaScript 式 クリックされた時に実行される JavaScript 式を指定します。
o2_onenter no JavaScript 式 システムリンク内にマウスカーソルが入った瞬間に実行される JavaScript 式を指定します。
o2_onleave no JavaScript 式 システムリンク外にマウスカーソルが出た瞬間に実行される JavaScript 式を指定します。

このタグと[o2_endsyslink]タグによって括られたテキストにシステムリンクを張ります。

通常のリンクはシナリオ中の任意の場所へジャンプすることしかできないのに比べ、システムボタンはクリックされた瞬間を起点とするサブルーチンジャンプが行えます。サブルーチンジャンプ先から元のシナリオへ戻るために、サブルーチンジャンプ先には必ず[return]タグが存在している必要があります。

システムリンクは、[p]タグや[l]タグでクリックを待っている時や、[s]タグでコンテンツの進行が停止しているときにしかクリックできません。

o2_updatesysbutton
属性 必須 説明
id yes ボタン ID このタグで操作したいシステムボタンのボタン ID を指定します。
enabled no シナリオファイル名 true を指定すると、そのシステムボタンはクリック可能な状態となります。false を指定すると、クリック不可能な状態となります。

[o2_sysbutton]タグで描画したシステムボタンの状態を書き換えます。

レイヤ操作

animstart
属性 必須 説明
layer yes レイヤ名 アニメーションを開始するレイヤを指定します。
page no "fore" / "back" ("fore") アニメーションを開始するページを指定します。
seg yes セグメント番号 開始するアニメーションのセグメント番号を指定します。0 も指定できますが推奨されません。
target yes ラベル名 アニメーションを開始するための asd ファイル中のラベルを指定します。

タグで指定されたasdファイル上のラベルから開始されます。

[animstart]で開始されたアニメーションは、セグメント番号が与えられ、セグメント番号で管理されます。異なるセグメント番号では同時に複数のアニメーションを実行できます。

animstop
属性 必須 説明
layer yes レイヤ名 アニメーションを停止するレイヤを指定します。
page no "fore" / "back" ("fore") アニメーションを停止するページを指定します。
seg yes セグメント番号 停止するアニメーションのセグメント番号を指定します。0 も指定できますが推奨されません。

[animstop]タグは、指定したセグメントを停止させる機能を持ちます。ただし、指定したセグメントが[home]タグに到着するまでアニメーションは続き、その間、シナリオ本編のタグ進行は停止しません。停止を待つ場合は[wa]タグを使用します。

backlay
属性 必須 説明
layer no レイヤ名 "base"、"0"、"message0" などの形でレイヤ名を指定します。省略すると全てのレイヤが対象となります。

指定したレイヤの fore ページの内容と属性を back ページにコピーします。省略すると全てのレイヤに対してこの機能が実行されます。具体的には、以下の情報がコピーされます。

  • レイヤ上の画像
  • レイヤ上のボタン
  • レイヤの透明度
  • レイヤの可視/不可視
  • レイヤの位置とサイズ
  • フレームの色または画像(メッセージレイヤの場合)
  • フレームの透明度(メッセージレイヤの場合)
  • マージン(メッセージレイヤの場合)
  • カレントポジション(メッセージレイヤの場合)
  • フォントとスタイル(メッセージレイヤの場合)
  • デフォルトフォントとデフォルトスタイル(メッセージレイヤの場合)

トランジションの際に多用することになります。詳しくは「トランジションについて」を参照してください。

copylay
属性 必須 説明
srclayer yes レイヤ名 / "message" "base"、"0"、"message0" など、コピー元のレイヤ名を指定します。"message"と指定すると、カレントメッセージレイヤが指定されたとみなされます。
destlayer yes レイヤ名 / "message" "base"、"0"、"message0" など、コピー先のレイヤ名を指定します。"message"と指定すると、カレントメッセージレイヤが指定されたとみなされます。
srcpage no "fore" / "back" ("fore") コピー元のレイヤのページを指定します。省略すると "fore" が指定されたとみなされますが、srclayer 属性に "message" を指定した場合は、カレントメッセージレイヤのページが指定されたとみなされます。
destpage no "fore" / "back" ("fore") コピー先のレイヤのページを指定します。省略すると "fore" が指定されたとみなされますが、srclayer 属性に "message" を指定した場合は、カレントメッセージレイヤのページが指定されたとみなされます。

指定したレイヤの内容と属性をコピーします。

コピーできるのは、同種のレイヤ(ベースレイヤ同士、イメージレイヤ同士、メッセージレイヤ同士)に限られます。

freeimage
属性 必須 説明
layer yes レイヤ名 "base"、"0" など、画像を消去したいレイヤを指定します。
page no "fore" / "back" ("fore") 画像を消去したいレイヤのページを指定します。

指定したレイヤの画像を消去します。

image
属性 必須 説明
storage yes 画像ファイル名 読み込む画像ファイル名を指定します。画像ファイル名には拡張子を付けないことを推奨します。
layer yes レイヤ名 描画するレイヤの名前を指定します。ただし、メッセージレイヤを指定することはできません。
page no "fore" / "back" ("fore") 描画するレイヤのページを指定します。
grayscale no true / false 画像をグレースケールにするか否かを指定します。
mcolor no 16進数色コード "0xff8000" など、この画像にブレンドする色を指定します。必ず 0x の2文字で書きはじめ、その後の6桁を16進数で指定してください。
mopacity no 0 〜 255 mcolor 属性で指定したブレンド効果の不透明度を指定します。
clipleft no ピクセル数 画像の一部を切り取って描画したいとき、その左端位置をピクセル数で指定します。
cliptop no ピクセル数 画像の一部を切り取って描画したいとき、その上端位置をピクセル数で指定します。
clipwidth no ピクセル数 画像の一部を切り取って描画したいとき、その横幅をピクセル数で指定します。
clipheight no ピクセル数 画像の一部を切り取って描画したいとき、その縦幅をピクセル数で指定します。
flipud no true / false (false) 画像の上下反転を行うか否かを指定します。
fliplr no true / false (false) 画像の左右反転を行うか否かを指定します。
visible no true / false 描画するレイヤの可視/不可視を指定します。本来ならレイヤの可視/不可視は[layopt]タグで設定するものですが、このタグを使って画像を描画する時に同時に設定することができます。
left no ピクセル数 描画するレイヤの左端位置を指定します。本来ならレイヤの位置は[layopt]タグで設定するものですが、このタグを使って画像を描画する時に同時に設定することができます。
top no ピクセル数 描画するレイヤの上端位置を指定します。本来ならレイヤの位置は[layopt]タグで設定するものですが、このタグを使って画像を描画する時に同時に設定することができます。
pos no "left" / "left_center" / "center" / "right_center" / "right" 描画するレイヤの左端位置を、画像の横幅に合わせて自動的に決定する際に指定します。
opacity no 0 〜 255 描画するレイヤの不透明度を指定します。 本来ならレイヤの不透明度は[layopt]タグで設定するものですが、このタグを使って画像を描画する時に同時に設定することができます。base レイヤに対して描画する際にはこの属性を指定しないでください。
o2_zoom no 拡大率または"x:y" 描画するレイヤの拡大率を指定します。本来ならレイヤの拡大率は[layopt]タグで設定するものですが、このタグを使って画像を描画する時に同時に設定することができます。拡大率はパーセントで指定しますので、100 を指定すると等倍になります。"100:50" など、半角コロン ":" で桁を区切ることで幅、高さの倍率を別々に設定することができます。
o2_rotate no 0 〜 360 描画するレイヤの回転度を指定します。本来ならレイヤの回転度は[layopt]タグで設定するものですが、このタグを使って画像を描画する時に同時に設定することができます。回転度は 0 を初期状態とし、加算されるごとに反時計回りにレイヤが回転していきます。
o2_orx no ピクセル数 o2_rotate 属性を用いてレイヤを回転させるときの原点(回転の中心)の X 座標を指定します。この属性を指定しなければ、原点の X 座標は自動的にレイヤの左右の中心にリセットされます。
o2_ory no ピクセル数 o2_rotate 属性を用いてレイヤを回転させるときの原点(回転の中心)の Y 座標を指定します。初期状態では原点はレイヤの中心となります。この属性を指定しなければ、原点の Y 座標は自動的にレイヤの上下の中心にリセットされます。
o2_blur no ピクセル数 描画するレイヤのぼかしのピクセル数を指定します。blurmode 属性に "constantalpha" を指定した場合に、この属性でぼかしの度合いを指定してください。本来ならレイヤのぼかしはタグで設定するものですが、このタグを使って画像を描画する時に同時に設定することができます。
o2_blurx no ピクセル数 描画するレイヤの、横方向のぼかしのピクセル数を指定します。blurmode 属性に "linear" を指定した場合に、この属性でぼかしの度合いを指定してください。本来ならレイヤのぼかしはタグで設定するものですが、このタグを使って画像を描画する時に同時に設定することができます。
o2_blury no ピクセル数 描画するレイヤの、縦方向のぼかしのピクセル数を指定します。blurmode 属性に "linear" を指定した場合に、この属性でぼかしの度合いを指定してください。本来ならレイヤのぼかしはタグで設定するものですが、このタグを使って画像を描画する時に同時に設定することができます。
o2_blurmode no "linear" / "constantalpha" 描画するレイヤの、ぼかしの方法を指定します。"linear" を指定すると、ぼかしの方向を横方向と縦方向に指定できるようになりますが、比較的クオリティの低いぼかしになります。"constantalpha" を指定すると、クオリティの高いぼかしとなりますが、比較的動作が重く、またぼかしの方向を指定することができません。本来ならレイヤのぼかしはタグで設定するものですが、このタグを使って画像を描画する時に同時に設定することができます。

画像を読み込み、描画します。

各属性の活用法は「画像について」を参照してください。

laycount
属性 必須 説明
layers yes 0 以上の整数 イメージレイヤの枚数を指定します。
messages no 1 以上の整数 メッセージレイヤの枚数を指定します。

レイヤの枚数を変更します。

レイヤを増やした場合、新しいレイヤのレイヤ名は既存のレイヤの連番に続いて割り当てられます。例えば、その時点で "0"、"1"、"2" の3枚のイメージレイヤがある状態で[laycount layers="5"]を実行すると、イメージレイヤは2枚増え、新しいレイヤのレイヤ名はそれぞれ "3"、"4" となります。

また、このタグを実行すると、[layopt]タグの index 属性で指定したレイヤのインデックス番号が初期状態へ戻ってしまいますのでご注意ください。

layopt
属性 必須 説明
layer yes レイヤ名 / "message" 属性を変更するレイヤの名前を指定します。"message" と指定すると、カレントメッセージレイヤが指定されたとみなされます。
page no "fore" / "back" ("fore") 属性を変更するレイヤのページを指定します。省略すると "fore" が指定されたとみなされますが、layer 属性に "message" を指定した場合は、カレントメッセージレイヤのページが指定されたとみなされます。
visible no true / false レイヤの可視/不可視を指定します。true を指定するとメッセージレイヤは可視状態になります。false を指定すると不可視状態になります。
left no ピクセル数 レイヤの左端位置を指定します。
top no ピクセル数 レイヤの上端位置を指定します。
opacity no 0 〜 255 レイヤの不透明度を指定します。0 が完全に透明、255 が完全に不透明です。
autohide no true / false そのレイヤを[hidemessage]タグの対象とするかを指定します。通常、[hidemessage]タグを実行するとメッセージレイヤのみが隠れますが、true を指定するとそのレイヤも隠れるようになります。false を指定するとそのレイヤは[hidemessage]タグを実行しても隠れません。
index no 1 以上の整数 レイヤのインデックス番号を指定します。インデックス番号が大きいレイヤほど手前に表示されます。
o2_zoom no 拡大率 レイヤの拡大率を指定します。拡大率はパーセントで指定しますので、100 を指定すると等倍になります。
o2_rotate no 0 〜 360 レイヤの回転度を指定します。回転度は 0 を初期状態とし、加算されるごとに反時計回りにレイヤが回転していきます。
o2_orx no ピクセル数 o2_rotate 属性を用いてレイヤを回転させるときの原点(回転の中心)の X 座標を指定します。初期状態では原点はレイヤの中心となります。
o2_ory no ピクセル数 o2_rotate 属性を用いてレイヤを回転させるときの原点(回転の中心)の Y 座標を指定します。初期状態では原点はレイヤの中心となります。
o2_blur no ピクセル数 レイヤのぼかしのピクセル数を指定します。blurmode 属性に "constantalpha" を指定した場合に、この属性でぼかしの度合いを指定してください。
o2_blurx no ピクセル数 レイヤの横方向のぼかしのピクセル数を指定します。blurmode 属性に "linear" を指定した場合に、この属性でぼかしの度合いを指定してください。
o2_blury no ピクセル数 レイヤの縦方向のぼかしのピクセル数を指定します。blurmode 属性に "linear" を指定した場合に、この属性でぼかしの度合いを指定してください。
o2_blurmode no "linear" / "constantalpha" レイヤのぼかしの方法を指定します。"linear" を指定すると、ぼかしの方向を横方向と縦方向に指定できるようになりますが、比較的クオリティの低いぼかしになります。"constantalpha" を指定すると、クオリティの高いぼかしとなりますが、比較的動作が重く、またぼかしの方向を指定することができません。
o2_frameopacity no 0 〜 255 メッセージレイヤの背景の不透明度を指定します。メッセージレイヤ以外に指定することはできません。0 が完全に透明、255 が完全に不透明です。なお、opacity 属性はメッセージレイヤの背景の不透明度のみを対象としますので、メッセージレイヤに書き込まれた文字そのものの不透明度には影響しません。
本来、メッセージレイヤの背景の不透明度は[position]タグの opacity 属性で指定するべきですが、[position]タグにはレイヤの内容をクリアしてしまうという副作用があるため、レイヤの内容をクリアせずに背景の不透明度を変えたい場合にはこちらを使用します。
o2_userinteraction no true / false true を指定した状態が通常の状態です。false を指定すると、そのレイヤ上に置かれたリンクやボタンなどが無効となり、オンマウスやクリックに一切反応しなくなります。リンクやボタンの見た目には影響を与えません。

レイヤの様々な属性を変更します。

メッセージレイヤに対して実行することもできますが、メッセージレイヤの属性を変更する際は、なるべくこのタグではなく[position]タグを使ってください。

move
属性 必須 説明
layer yes レイヤ名 / "message" 移動するレイヤを指定します。ベースレイヤを指定することはできません。"message" と指定すると、カレントメッセージレイヤが指定されたとみなされます。
page no "fore" / "back" ("fore") 移動するレイヤのページを指定します。省略すると "fore" が指定されたとみなされますが、layer 属性に "message" を指定した場合は、カレントメッセージレイヤのページが指定されたとみなされます。
spline no true / false (false) true を指定すると、レイヤは path 属性で指定した位置を曲線補間した動線上を移動します。false を指定すると、レイヤは path 属性で指定した位置を直線で結んだ動線上を移動します。true を指定した場合、path 属性には最低2つの点を指定する必要があります。
time yes ミリ秒 path 属性で指定した点と点の間を移動するのにかける時間を指定します。
delay no ミリ秒 (0) 移動を開始するまでの時間を指定します。
path no "(x1,y1,opacity1) (x2,y2,opacity2) …" レイヤを移動させる動線上の座標と、その座標を通過する瞬間のレイヤの透明度を指定します。この属性と o2_path 属性のどちらかは必須です。
o2_path no "(x1,y1,opacity1,zoom1[,rotation1]) (x2,y2,opacity2,zoom2[,rotation2]) …" path 属性の第4引数に拡大率を、第5引数に回転度を指定できるようにしたものです。拡大率はパーセントで指定しますので、100 を指定すると等倍になります。回転度は 0 を初期状態とし、加算されるごとに反時計回りにレイヤが回転していきます。第5引数は必須ではないので、省略可能です。この属性と path 属性のどちらかは必須です。
o2_orx no ピクセル数 path 属性の第5引数を用いてレイヤを回転させるときの原点(回転の中心)の X 座標を指定します。この属性を指定しなければ、[image]タグや[layopt]タグであらかじめ指定された情報が使われます。
o2_ory no ピクセル数 path 属性の第5引数を用いてレイヤを回転させるときの原点(回転の中心)の Y 座標を指定します。この属性を指定しなければ、[image]タグや[layopt]タグであらかじめ指定された情報が使われます。
accel no 加速度 (0) 移動する際の動作の加速度を指定します。-1 以下の実数を指定すると、最初は速く、だんだんと遅くなる動作をします。1 以上の実数を指定すると、最初は遅く、だんだんと早くなる動作をします。0 を指定すると、常に一定の速度で動作します。

レイヤの移動・拡大縮小・回転を行います。

pimage
属性 必須 説明
storage yes 画像ファイル名 読み込む画像ファイル名を指定します。画像ファイル名には拡張子を付けないことを推奨します。
layer yes レイヤ名 描画するレイヤの名前を指定します。ただし、メッセージレイヤを指定することはできません。
page no "fore" / "back" ("fore") 描画するレイヤのページを指定します。
dx yes ピクセル数 描画先のレイヤにおける、画像を追加描画する左端位置をピクセル数で指定します。
dy yes ピクセル数 描画先のレイヤにおける、画像を追加描画する上端位置をピクセル数で指定します。
sx no ピクセル数 画像の一部を切り取って描画したいとき、追加描画する画像における左端位置をピクセル数で指定します。
sy no ピクセル数 画像の一部を切り取って描画したいとき、追加描画する画像における上端位置をピクセル数で指定します。
sw no ピクセル数 画像の一部を切り取って描画したいとき、追加描画する画像における横幅をピクセル数で指定します。
sh no ピクセル数 画像の一部を切り取って描画したいとき、追加描画する画像における縦幅をピクセル数で指定します。
o2_grayscale no true / false 画像をグレースケールにするか否かを指定します。
o2_rgamma no 0.1 〜 9.9 R(赤)色成分のガンマ補正値を指定します。規定の状態では 1.0 が設定されています。
o2_ggamma no 0.1 〜 9.9 G(緑)色成分のガンマ補正値を指定します。規定の状態では 1.0 が設定されています。
o2_bgamma no 0.1 〜 9.9 B(青)色成分のガンマ補正値を指定します。規定の状態では 1.0 が設定されています。
o2_rfloor no 0 〜 255 R(赤)色成分の輝度最低値を指定します。規定の状態では 0 が設定されています。
o2_gfloor no 0 〜 255 G(緑)色成分の輝度最低値を指定します。規定の状態では 0 が設定されています。
o2_bfloor no 0 〜 255 B(青)色成分の輝度最低値を指定します。規定の状態では 0 が設定されています。
o2_rceil no 0 〜 255 R(赤)色成分の輝度最高値を指定します。規定の状態では 255 が設定されています。
o2_gceil no 0 〜 255 G(緑)色成分の輝度最高値を指定します。規定の状態では 255 が設定されています。
o2_bceil no 0 〜 255 B(青)色成分の輝度最高値を指定します。規定の状態では 255 が設定されています。
o2_mcolor no 16進数色コード "0xff8000" など、この画像にブレンドする色を指定します。必ず 0x の2文字で書きはじめ、その後の6桁を16進数で指定してください。
o2_mopacity no 0 〜 255 mcolor 属性で指定したブレンド効果の不透明度を指定します。
opacity no 0 〜 255 描画する追加画像の不透明度を指定します。

すでに別の画像が描画されているレイヤに、さらに画像を追加して描画します。

例えば、立ち絵の身体部分と表情部分を別の画像として用意し、身体部分の画像の上に表情部分の画像を描画したい際などに使用します。

stopmove
属性 必須 説明
o2_layer no レイヤ名 移動を終了するレイヤの名前を指定します。省略すると全レイヤが対象となります。
o2_page no "fore" / "back" ("fore") 移動を終了するレイヤのページを指定します。o2_page 属性を指定する場合は o2_layer 属性の指定が必要です。o2_layer 属性を指定し o2_page 属性を省略すると "fore" が指定されたとみなされます。

現在行われているレイヤの移動を強制的に終了します。

レイヤの位置と透明度は、移動が完了した後の状態に書き換えられます。

stoptrans

すべてのレイヤで現在行われているトランジションを強制的に停止します。

すべてのレイヤの内容と属性は、トランジションが完了した後の状態に書き換えられます。

trans
属性 必須 説明
layer no レイヤ名 / "message" ("base") トランジションを行うレイヤ名を指定します。"message" と指定すると、カレントメッセージレイヤが指定されたとみなされます。
children no true / false (true) layer=base としたときのみ指定できます。true を指定すると、イメージレイヤおよびメッセージレイヤに対しても同時にトランジションを行います。false を指定すると、ベースレイヤのみにトランジションが行われます。
time yes ミリ秒 トランジションにかける時間を指定します。
method no "universal" / "crossfade" / "scroll" ("crossfade") トランジションの方法を指定します。"crossfade" を指定するとクロスフェードトランジションが、"scroll" を指定するとスクロールトランジションが、"universal" を指定するとユニバーサルトランジションが行われます。
rule method=universalの時のみ必須 画像ファイル名 ユニバーサルトランジションのルール画像を指定します。
vague method=universalの時のみ指定可 あいまいさ (64) ユニバーサルトランジションに適用するあいまいさを 0 以上の数値で指定します。
from method=scrollの時のみ指定可 "left" / "top" / "right" / "bottom" ("left") スクロールトランジションにおいて、back ページの内容がどの方向から現れてくるかを指定します。
stay method=scrollの時のみ指定可 "stayfore" / "stayback" / "nostay" ("nostay") スクロールトランジションの動作を指定します。"stayfore" を指定すると静止した fore ページの内容の上に back ページの内容がスライドしてきます。"stayback" を指定すると、静止した back ページの上に覆い被さった fore ページの内容がスライドして消えていきます。"nostay" を指定すると、fore ページと back ページの内容が入れかわるようにスライドして切り替わります。
o2_timing_function method=scrollの時のみ指定可 "linear" / "ease" / "ease-in" / "ease-out" / "ease-in-out" / "cubic-bezier(P0,P1,P2,P3)" ("linear") スクロールトランジションの際の動きの加速度を指定します。"linear" を指定すると等速直線運動となります。"ease" を指定すると最初と最後がなめらかな動きとなります。"ease-in" を指定するとだんだん速くなっていく動作となります。"ease-out" を指定するとだんだん遅くなっていく動作となります。"ease-in-out" を指定すると最初と最後が遅い動作となります。"cubic-bezier(P0,P1,P2,P3)" は、P0 〜 P3 の値に任意の値を入れ、動き方を表すベジェ曲線を指定できます。なお、 この値は CSS3 の transition-timing-function プロパティに準拠しています。

トランジションを行います。

詳しくは「トランジションについて」を参照してください。

wa
属性 必須 説明
layer yes レイヤ名 停止を待つアニメーションのレイヤーを指定します。
page no "fore" / "back" ("fore") 停止を待つアニメーションのページを指定します。
seg yes セグメント番号 停止を待つアニメーションのセグメント番号を指定します。0 も指定できますが推奨されません。

アニメーションの停止を待ちます。アニメーションが停止した判断される場合は以下の2つです。[animstop]タグで停止を指示されておらず、かつ[loop]タグでセグメントのループが宣言されていた場合、このタグは無視されます。

  • [loop]タグを通過していないセグメントが、asdファイル上の[s]タグに到達したとき
  • [loop]タグを通過していないかつシナリオ本編の[animstop]タグで指定されたセグメントが、[home]タグに到達したとき

デフォルトセグメントも[s]タグを用意することで[wa]タグでシナリオ本編の進行を待つができますが、セーブが挟まれるなどで予期せぬ動きをする可能性があるため推奨されません。

逆に[s]タグや[home]タグがない状態で[wa]タグを使用した場合、いつまでも停止してしまいシナリオの続行が不可能になるので注意してください。

wm
属性 必須 説明
canskip no true / false (true) true を指定すると、クリックによって強制的に移動を終了し、次の行へ進みます。
o2_layer no レイヤ名 移動の終了を待つレイヤの名前を指定します。省略すると、最初に移動が終了するレイヤが対象となります。
o2_page no "fore" / "back" ("fore") 移動の終了を待つレイヤのページを指定します。o2_page 属性を指定する場合は o2_layer 属性の指定が必要です。o2_layer 属性を指定し o2_page 属性を省略すると "fore" が指定されたとみなされます。

[move]タグで開始したレイヤの移動の終了を待ちます。

wt
属性 必須 説明
canskip no true / false (true) true を指定すると、クリックによって強制的にトランジションを終了し、次の行へ進みます。

[trans]タグで開始したトランジションの終了を待ちます。

o2_forelay
属性 必須 説明
layer no レイヤ名 "base"、"0"、"message0" などの形でレイヤ名を指定します。省略すると全てのレイヤが対象となります。

指定したレイヤの back ページの内容と属性を fore ページにコピーします。省略すると全てのレイヤに対してこの機能が実行されます。具体的には、以下の情報がコピーされます。

  • レイヤ上の画像
  • レイヤ上のボタン
  • レイヤの透明度
  • レイヤの可視/不可視
  • レイヤの位置とサイズ
  • フレームの色または画像(メッセージレイヤの場合)
  • フレームの透明度(メッセージレイヤの場合)
  • マージン(メッセージレイヤの場合)
  • カレントポジション(メッセージレイヤの場合)
  • フォントとスタイル(メッセージレイヤの場合)
  • デフォルトフォントとデフォルトスタイル(メッセージレイヤの場合)

[backlay]タグと反対の機能を持ったタグです。back ページの内容を fore ページにコピーするタグには他に[trans]タグがありますが、コピーを一瞬で行いたい場合には、[trans time="0"]などではなく、この[o2_forelay]タグを使用してください。

効果音・BGM

bgmopt
属性 必須 説明
volume no 0 〜 100 BGM の音量を指定します。0 が最小、100 が最大です。
gvolume no 0 〜 100 BGM の大域音量を指定します。BGM は、音量と大域音量を掛け合わせた大きさで再生されます。初期状態では大域音量は 100 となっています。
大域音量はリアルタイムセーブデータの一部として変数 sf.__system.bgmGVolume 内に保存され、コンテンツの再起動後も保持されます。

BGM の音量を変更します。

fadebgm
属性 必須 説明
volume yes 0 〜 100 変更後の BGM の音量を指定します。0 が最小、100 が最大です。
time yes ミリ秒 BGM のフェードにかける時間を指定します。

指定した時間をかけて、BGM の音量を徐々に変更します。なお、コンテンツの再生はフェードの完了を待たずに次の行へ進みます。フェードインの完了を待ちたい場合には、[wb]タグを使用してください。

fadeinbgm
属性 必須 説明
storage yes 音声ファイル名 再生する BGM のファイル名を指定します。
o2_start no "mm:ss" または "mm:ss:cc" または "hh:mm:ss:cc" "1:56" など、その音声ファイルのどの位置から再生を開始するかを指定します。半角コロン ":" で桁を区切ります。左の桁から順に、2桁の場合は分・秒、3桁の場合は分・秒・センチ秒、4桁の場合は時間・分・秒・センチ秒と解釈されます。
o2_volume no 0 〜 100 フェードイン後の BGM の音量を指定します。0 が最小、100 が最大です。
loop no true / false (true) true を指定すると、BGM はループ再生されます。false を指定すると、ループ再生されません。
time yes ミリ秒 フェードインにかける時間を指定します。
o2_block no true / false (false) true を指定すると、BGM が再生可能になるまでコンテンツの再生を停止します。false を指定すると、BGM のダウンロード状況に関わらずコンテンツは次の行へと進みます。

フェードインしながら BGM の再生を開始します。なお、コンテンツの再生はフェードインの完了を待たずに次の行へ進みます。フェードインの完了を待ちたい場合には、[wb]タグを使用してください。

fadeinse
属性 必須 説明
buf no バッファ番号 (0) 効果音の再生に使うバッファ番号を指定します。
storage yes 音声ファイル名 再生する効果音のファイル名を指定します。
o2_start no "mm:ss" または "mm:ss:cc" または "hh:mm:ss:cc" "1:56" など、その音声ファイルのどの位置から再生を開始するかを指定します。半角コロン ":" で桁を区切ります。左の桁から順に、2桁の場合は分・秒、3桁の場合は分・秒・センチ秒、4桁の場合は時間・分・秒・センチ秒と解釈されます。
time yes ミリ秒 フェードインにかける時間を指定します。
loop no true / false (false) true を指定すると、効果音はループ再生されます。false を指定すると、ループ再生されません。
o2_block no true / false (false) true を指定すると、効果音が再生可能になるまでコンテンツの再生を停止します。false を指定すると、効果音のダウンロード状況に関わらずコンテンツは次の行へと進みます。

フェードインしながら効果音の再生を開始します。なお、コンテンツの再生はフェードインの完了を待たずに次の行へ進みます。フェードインの完了を待ちたい場合には、[wf]タグを使用してください。

fadeoutbgm
属性 必須 説明
time yes ミリ秒 フェードアウトにかける時間を指定します。

フェードアウトしながら BGM の再生を停止します。なお、コンテンツの再生はフェードインの完了を待たずに次の行へ進みます。フェードインの完了を待ちたい場合には、[wb]タグを使用してください。

fadeoutse
属性 必須 説明
buf no バッファ番号 (0) 効果音の停止を行うバッファ番号を指定します。
time yes ミリ秒 フェードアウトにかける時間を指定します。

フェードアウトしながら効果音の再生を停止します。なお、コンテンツの再生はフェードインの完了を待たずに次の行へ進みます。フェードインの完了を待ちたい場合には、[wf]タグを使用してください。

fadepausebgm
属性 必須 説明
time yes ミリ秒 フェードアウトにかける時間を指定します。

フェードアウトしながら BGM の再生を一時停止します。一時停止した BGM をその箇所から再び再生するには[resumebgm]タグを使います。

fadese
属性 必須 説明
buf no バッファ番号 (0) 効果音の音量の変更を行うバッファ番号を指定します。
time yes ミリ秒 効果音のフェードにかける時間を指定します。
volume yes 0 〜 100 変更後の効果音の音量を指定します。0 が最小、100 が最大です。

指定した時間をかけて、効果音の音量を徐々に変更します。なお、コンテンツの再生はフェードの完了を待たずに次の行へ進みます。フェードインの完了を待ちたい場合には、[wf]タグを使用してください。

openvideo
属性 必須 説明
slot no ムービースロット番号 (0) 動画ファイルを読み込むムービースロット番号を指定します。省略すると 0 が指定されたとみなされます。ここで指定できる上限値は、Config.jsonの numMovies の値に依存します。
storage yes 動画ファイル名 読み込む動画ファイル名を指定します。動画ファイル名に拡張子を付けてはいけません。

動画のプリロードを行います(プリロードに対応した環境からコンテンツを再生している場合のみ)。

プリロードした動画を再生するには[playvideo]タグを使用します。

このタグであらかじめプリロードを行わなくても[playvideo]タグで動画の再生を開始することはできます。

pausebgm

BGM の再生を一時停止します。一時停止した BGM をその箇所から再び再生するには[resumebgm]タグを使います。

pausevideo
属性 必須 説明
slot no ムービースロット番号 (0) 動画の再生を一時停止するムービースロット番号を指定します。省略すると 0 が指定されたとみなされます。ここで指定できる上限値は、Config.jsonの numMovies の値に依存します。

動画の再生を一時停止します。一時停止した動画をその箇所から再び再生するには[resumevideo]タグを使います。

playbgm
属性 必須 説明
storage yes 音声ファイル名 再生する BGM のファイル名を指定します。
o2_start no "mm:ss" または "mm:ss:cc" または "hh:mm:ss:cc" "1:56" など、その音声ファイルのどの位置から再生を開始するかを指定します。半角コロン ":" で桁を区切ります。左の桁から順に、2桁の場合は分・秒、3桁の場合は分・秒・センチ秒、4桁の場合は時間・分・秒・センチ秒と解釈されます。
loop no true / false (true) true を指定すると、BGM はループ再生されます。false を指定すると、ループ再生されません。
o2_block no true / false (false) true を指定すると、BGM が再生可能になるまでコンテンツの再生を停止します。false を指定すると、BGM のダウンロード状況に関わらずコンテンツは次の行へと進みます。

BGM の再生を開始します。

playse
属性 必須 説明
buf no バッファ番号 (0) 効果音の再生に使うバッファ番号を指定します。
storage yes 音声ファイル名 再生する効果音のファイル名を指定します。
o2_start no "mm:ss" または "mm:ss:cc" または "hh:mm:ss:cc" "1:56" など、その音声ファイルのどの位置から再生を開始するかを指定します。半角コロン ":" で桁を区切ります。左の桁から順に、2桁の場合は分・秒、3桁の場合は分・秒・センチ秒、4桁の場合は時間・分・秒・センチ秒と解釈されます。
loop no true / false (false) true を指定すると、効果音はループ再生されます。false を指定すると、ループ再生されません。
o2_block no true / false (false) true を指定すると、効果音が再生可能になるまでコンテンツの再生を停止します。false を指定すると、効果音のダウンロード状況に関わらずコンテンツは次の行へと進みます。

効果音の再生を開始します。なお、コンテンツの再生は効果音の再生の終了を待たずに次の行へ進みます。効果音の再生の終了を待ちたい場合には、[ws]タグを使用してください。

playvideo
属性 必須 説明
slot no ムービースロット番号 (0) 動画を再生するムービースロット番号を指定します。省略すると 0 が指定されたとみなされます。ここで指定できる上限値は、Config.jsonの numMovies の値に依存します。
storage no 動画ファイル名 再生する動画ファイル名を指定します。動画ファイル名に拡張子を付けてはいけません。
すでに[openvideo]タグで動画をプリロードしている場合には指定する必要はありません。

動画の再生を行います。

動画再生領域をあらかじめ[video]タグで表示しておかないと、再生を行っても画面上に現れません。

なお、コンテンツの再生は動画の再生の終了を待たずに次の行へ進みます。動画の再生の終了を待ちたい場合には、[wv]タグを使用してください。

resumebgm

[fadepausebgm]タグもしくは[pausebgm]タグで一時停止した BGM の再生を再開します。

resumevideo
属性 必須 説明
slot no ムービースロット番号 (0) 動画の再生を再開するムービースロット番号を指定します。省略すると 0 が指定されたとみなされます。ここで指定できる上限値は、Config.jsonの numMovies の値に依存します。

[pausevideo]タグで一時停止した動画の再生を再開します。

rewindvideo
属性 必須 説明
slot no ムービースロット番号 (0) 動画の巻き戻しを行うムービースロット番号を指定します。省略すると 0 が指定されたとみなされます。ここで指定できる上限値は、Config.jsonの numMovies の値に依存します。

動画を先頭まで巻き戻します。

seopt
属性 必須 説明
buf no バッファ番号 (0) 効果音の音量の変更を行うバッファ番号を指定します。
volume no 0 〜 100 効果音の音量を指定します。0 が最小、100 が最大です。
gvolume no 0 〜 100 効果音の大域音量を指定します。効果音は、音量と大域音量を掛け合わせた大きさで再生されます。初期状態では大域音量は 100 となっています。
大域音量はリアルタイムセーブデータの一部として変数 sf.__system.seGVolume 内に各バッファ番号ごとに配列として保存されます。たとえば、0番バッファの大域音量はsf.__system.seGVolume は sf.__system.seGVolume[0] 内に保存されています。
大域音量は、コンテンツの再起動後も保持されます。

効果音の音量を変更します。

stopbgm

BGM の再生を停止します。

stopse
属性 必須 説明
buf no バッファ番号 (0) 効果音の再生を停止するバッファ番号を指定します。

効果音の再生を停止します。

stopvideo
属性 必須 説明
slot no ムービースロット番号 (0) 動画を停止するムービースロット番号を指定します。省略すると 0 が指定されたとみなされます。ここで指定できる上限値は、Config.jsonの numMovies の値に依存します。

動画の再生を停止します。

video
属性 必須 説明
slot no ムービースロット番号 (0) このタグで行った指定を適用するムービースロット番号を指定します。省略すると 0 が指定されたとみなされます。ここで指定できる上限値は、Config.jsonの numMovies の値に依存します。
visible no true / false 動画表示領域の可視/不可視を指定します。デフォルトでは動画表示領域は不可視となっています。
left no ピクセル数 動画表示領域の左端位置を指定します。
top no ピクセル数 動画表示領域の上端位置を指定します。
width no ピクセル数 動画表示領域の幅を指定します。
height no ピクセル数 動画表示領域の高さを指定します。
loop no true / false true を指定すると、動画はループ再生されます。false を指定すると、ループ再生されません。
position no ミリ秒 その動画ファイルのどの位置から再生を開始するかを指定します。
playrate no 再生速度 動画の再生速度を、1 を等速とする倍率で指定します。1.5 や 0.75 といった実数を指定することもできます。
volume no 0 〜 100 動画の音量を指定します。0 が最小、100 が最大です。

動画表示領域の様々な属性を変更します。

動画表示領域は、全てのレイヤよりさらに手前にある、動画を再生する専用のレイヤのようなものです。

wb
属性 必須 説明
canskip no true / false (false) true を指定すると、クリックによって強制的にフェード終了待ちを終了し、次の行へ進みます。

[fadebgm]タグ、[fadeinbgm]タグ、[fadeoutbgm]タグにより行われている BGM のフェードが終了するまで待ちます。

BGM がループする状態で再生されているときには何も起こりません。

wf
属性 必須 説明
buf no バッファ番号 (0) 効果音のフェードの終了待ちを行うバッファ番号を指定します。
canskip no true / false (false) true を指定すると、クリックによって強制的にフェード終了待ちを終了し、次の行へ進みます。

[fadese]タグ、[fadeinse]タグ、[fadeoutse]タグにより行われている効果音のフェードが終了するまで待ちます。

wl
属性 必須 説明
canskip no true / false (false) true を指定すると、クリックによって強制的に再生終了待ちを終了し、次の行へ進みます。

現在再生されている BGM の再生が終了するまで待ちます。

BGM がループする状態で再生されているときには何も起こりません。

ws
属性 必須 説明
buf no バッファ番号 (0) 効果音の再生の終了待ちを行うバッファ番号を指定します。
canskip no true / false (false) true を指定すると、クリックによって強制的に再生終了待ちを終了し、次の行へ進みます。

現在再生されている効果音の再生が終了するまで待ちます。

効果音がループする状態で再生されているときには何も起こりません。

wv
属性 必須 説明
canskip no true / false (false) true を指定すると、クリックによって強制的に再生終了待ちを終了し、次の行へ進みます。

現在再生されている動画の再生が終了するまで待ちます。

動画がループする状態で再生されているときには何も起こりません。

xchgbgm
属性 必須 説明
storage yes 音声ファイル名 再生する BGM のファイル名を指定します。
loop no true / false (true) true を指定すると、BGM はループ再生されます。false を指定すると、ループ再生されません。
o2_start no "mm:ss" または "mm:ss:cc" または "hh:mm:ss:cc" "1:56" など、その音声ファイルのどの位置から再生を開始するかを指定します。半角コロン ":" で桁を区切ります。左の桁から順に、2桁の場合は分・秒、3桁の場合は分・秒・センチ秒、4桁の場合は時間・分・秒・センチ秒と解釈されます。
time yes ミリ秒 ここで指定した時間をかけて現在の BGM のフェードアウトが行われ、その後に指定した BGM のフェードインが行われます。
overlap no ミリ秒 ここで指定した時間分、現在の BGM のフェードアウトと新たに再生する BGM のフェードインの時間が重なります。
volume no 0 〜 100 BGM の音量を指定します。0 が最小、100 が最大です。

BGM をクロスフェードで切り換えます。

変数・JavaScript 操作

clearvar

ゲーム変数をすべて初期化します。

else

[if]タグないし[elsif]タグと、[endif]タグの間で用いられます。このタグに至るまでの[if]タグないし[elsif]タグにおける JavaScript 式の評価結果がすべて偽であった時は、次の行に進みます。どれかが真であった時は、直近の[endif]タグまでジャンプします。

elsif
属性 必須 説明
o2_exp yes JavaScript 式 評価する JavaScript 式を指定します。

[if]タグと[endif]タグの間で用いられます。このタグに至るまでの[if]タグないし[elsif]タグにおける JavaScript 式の評価結果が全て偽であった時は、次の行に進みます。どれかが真であった時は、直近の[endif]タグまでジャンプします。

emb
属性 必須 説明
o2_exp yes JavaScript 式 評価する JavaScript 式を指定します。

o2_exp 属性で指定された JavaScript 式を評価し、その結果をテキストとして埋め込みます。

変数の内容を単なるテキストとして表示させたい際などに使用します。

endif

[if]タグによって開始された if 節の終了を宣言します。

endignore

[ignore]タグによって開始された ignore 節の終了を宣言します。

eval
属性 必須 説明
o2_exp yes JavaScript 式 評価する JavaScript 式を指定します。

指定された JavaScript 式を評価します。

if
属性 必須 説明
o2_exp yes JavaScript 式 評価する JavaScript 式を指定します。

JavaScript式を評価し、その結果が偽であれば、直近の[elsif]タグ、[else]タグ、[endif]タグのいずれかまでジャンプします。結果が真であれば、次の行に進みます。

ignore
属性 必須 説明
o2_exp yes JavaScript 式 評価する JavaScript 式を指定します。

JavaScript 式を評価し、その結果が偽であれば、次の行に進みます。結果が真であれば、直近の [endignore ]タグまでジャンプします。

o2_endscript

[o2_iscript]タグによって開始された o2_iscript 節の終了を宣言します。

o2_iscript

このタグと[o2_endscript]タグで括られた範囲には、直に JavaScript を書くことができます。この範囲は、複数行にわたっても構いません。

o2_request
属性 必須 説明
method yes "get" / "post" リクエストのメソッドを指定します。
url yes URL リクエスト先の URL を指定します。method="get" とした場合も、クエリパラメータを含めてはいけません。
req yes 文字列 method="get" の場合にはクエリパラメータを、method="post" の場合にはリクエストする文字列を指定します。
method="get" の場合、"?" 記号を含めてはいけません。
return no 変数名 返ってきた文字列を格納する変数名を指定します。省略すると、環境変数(ev.req)に格納します。

指定した URL に対して HTTP リクエストを送信し、返ってきた文字列を変数に格納します。なお、コンテンツの再生は文字列が返ってくるのを待たずに次の行へ進みます。文字列が返ってくるのを待ちたい場合には、[o2_wr]タグを使用してください。

o2_wr
属性 必須 説明
canskip no true / false (false) true を指定すると、クリックによって強制的にリクエスト完了待ちを終了し、次の行へ進みます。
timeout no ミリ秒 リクエストをタイムアウトとする時間を指定します。省略すると、リクエストが完了するまで待ち続けます。

[o2_request]タグによって現在行われているリクエストに文字列が返されるのを待ちます。

canskip=true としてクリックがなされた場合やタイムアウトとなった場合は次の行へ進みますが、リクエストそのものは中止されません。

栞・通過記録操作

erasebookmark
属性 必須 説明
place no スロット番号 (0) セーブデータを消去するスロット番号を指定します。スロット番号には 0 以上の整数を指定できます。

指定されたスロットのセーブデータを消去します。

load
属性 必須 説明
place no スロット番号 (0) ロードを行うスロット番号を指定します。スロット番号には 0 以上の整数を指定できます。
ask no true / false (false) 実際にロードを行う直前に、本当にロードを行うかどうかのダイアログを表示するか否かを指定します。この時点でプレイヤーがロードを拒否すると、何も起こらないまま次の行へ進みます。

現在のコンテンツの状態を破棄した上で、指定されたスロットからセーブデータを読み込み、そのコンテンツの状態を復元します。

もし指定されたスロットにセーブデータがなければ、何も起こりません。

locksnapshot

セーブに使われるスナップショット(スクリーンショット)をロックします。このタグと[unlocksnapshot]タグの間は、スナップショットが記録されません。この間に[save]タグが実行された場合、そのセーブデータのスナップショットは、[save]タグが実行された瞬間ではなく、このタグが実行された瞬間の画面となります。

このタグは多重に実行することができますが、その場合には同じ回数だけ[unlocksnapshot]タグを実行しないとロックは解除されません。

save
属性 必須 説明
place no スロット番号 (0) セーブを行うスロット番号を指定します。スロット番号には 0 以上の整数を指定できます。
ask no true / false (false) 実際にセーブを行う直前に、本当にセーブを行うかどうかのダイアログを表示するか否かを指定します。

指定されたスロットに、直近に保存されたコンテンツの状態をセーブします。保存した状態は、[load]タグを使って復元することができます。セーブされるのはこのタグが実行された瞬間の状態ではなく、直近に保存されたコンテンツの状態であることに注意してください。コンテンツの情報を保存するには、[o2_savestat]タグ(セーブモードが NS KAG モードの場合)やラベル(セーブモードが KAG3 モードの場合)を使用します。

もし指定されたスロットにすでに別のセーブデータがあれば、それを上書きして現在のコンテンツの状態を保存します。

詳しくは「セーブ・ロードについて」を参照してください。

unlocksnapshot

セーブに使われるスナップショット(スクリーンショット)のロックを解除します。このタグと[unlocksnapshot]タグの間は、スナップショットが記録されません。この間に[save]タグが実行された場合、そのセーブデータのスナップショットは、このタグが実行された状態の画面となります。

[locksnapshot]タグが実行されていないにもかかわらずこのタグが実行されるとエラーとなります。

o2_savestat
属性 必須 説明
caption no 見出し文字列 ここでセーブされるデータに付与する見出しを指定します。

Config.jsonでセーブモードを NS KAG モードに指定した時のみ使用できるタグです。

NS KAG モードの場合、このタグが実行されると、その瞬間のコンテンツの状態が保存されます。この後、任意の場所で[save]タグを実行することで、このタグが実行された瞬間の状態をセーブデータとしてセーブすることができます。

GPS 操作

o2_geo_endwatch

[o2_geo_watch]タグによって開始された、GPS によるユーザの定期的な現在位置取得を終了します。

o2_geo_get

GPS を用いて、ユーザの現在位置を取得します。

取得した情報は環境変数に格納されます。

ユーザのブラウザから GPS 機能を利用できない場合は何もせず次の行へ進みます。

なお、コンテンツの再生は位置情報取得の完了を待たずに次の行へ進みます。取得の完了を待ちたい場合には、[o2_geo_wg]タグを使用してください。

o2_geo_watch

GPS を用いて、ユーザの現在位置を定期的に取得し続けます。

ユーザのブラウザから GPS 機能を利用できない場合は何もせず次の行へ進みます。

取得した情報は逐一環境変数に格納されます。

o2_geo_wg
属性 必須 説明
canskip no true / false (false) true を指定すると、クリックによって強制的に位置情報取得待ちを終了し、次の行へ進みます。

[o2_geo_get]タグによって開始した GPS によるユーザの現在位置取得の完了を待ちます。

canskip 属性に true を指定することで取得完了待ちを中断して次の行へ進むことができますが、この場合も現在位置の取得そのものは中断しません。