準備する

制作に必要なもの

novelsphere.js コンテンツの制作には、以下のものが必要です。

テキストエディタ
テキストエディタは、好きなものを使うことができます。
ただし、シナリオなどのファイルは UTF-8 形式で記述する必要があるため、UTF-8 を読み書きできるテキストエディタを用意してください。
Windows の「メモ帳」や、Mac の「テキストエディット」などでも制作可能ですが、novelsphere.js コンテンツ制作には NS KAG というスクリプト言語を使うことになるため、構文のカラーリングなどが設定できるエディタだとより便利です。
また、「KKDE」http://www.poringsoft.net/という Windows 用フリーソフトが存在します(作者は PORING SOFT 様です)。これは、NS KAG と互換性のある KAG3 というスクリプト言語の構文カラーリング機能を持っているため、novelsphere.js コンテンツ開発に利用しても便利です。
ブラウザ
novelsphere.js コンテンツはブラウザ上で動作しますので、制作中のコンテンツの動作確認などのためにブラウザが必要です。
Windows/Mac ともに、開発用ブラウザとしては Google Chrome の最新版を推奨しますが、どのブラウザでも支障なく動作することを確かめるためには多くのブラウザで動作試験を行う必要がありますので、Mozilla Firefox や Safari、Microsoft Edge などもインストールしておくことが望ましいです。

Google Chrome の入手先(2013年8月14日現在): http://www.google.co.jp/chrome/

Mozilla Firefox の入手先(2013年8月14日現在): http://www.mozilla.jp/firefox/

Safari および Microsoft Edge は Mac と Windows それぞれのアップデート機能より入手できます。

画像編集ソフト
novelsphere.js コンテンツに使う画像を編集したり、コンバートしたりするために、画像編集ソフトが必要です。制作した画像を novelsphere.js コンテンツから利用するためには、PNG 形式か JPEG 形式で出力する必要があります。
Adobe 社の「PhotoShop」が代表的ですが、必要となる作業は制作するコンテンツによって異なりますので、これ以外の画像編集ソフトでも制作は可能です。
サウンド編集ソフト
novelsphere.js コンテンツに使うサウンドを編集したり、コンバートしたりするために、サウンド編集ソフトが必要です。制作したサウンドを novelsphere.js コンテンツから利用するためには、OGG 形式と MP4 (AAC) 形式の両方の形式で出力する必要があります。
既成の素材のみを使う場合など、サウンドの編集を行う必要がなくても、OGG 形式と MP4 (AAC) 形式へのコンバート作業は必要ですので、その場合はこれらの形式でサウンドを出力できるコンバータアプリケーションをご用意ください。
サウンドを使わない場合はサウンド編集ソフトは必要ありません。
動画編集ソフト
novelsphere.js コンテンツに使う動画を編集したり、コンバートしたりするために、動画編集ソフトが必要です。制作した動画を novelsphere.js コンテンツから利用するためには、MP4 (H.264) 形式、WebM 形式と OGV 形式の3つの形式で出力する必要があります。
既成の素材のみを使う場合など、動画の編集を行う必要がなくても、MP4 (H.264) 形式、WebM 形式、OGV 形式へのコンバート作業は必要ですので、その場合はこれらの形式で動画を出力できるコンバータアプリケーションをご用意ください。
動画を使わない場合には動画編集ソフトは必要ありません。
novelsphere.js SDK
novelsphere.js SDK は、novelsphere.js コンテンツの開発キットです。
novelsphere.js や NS KAG のドキュメントのほか、制作したコンテンツをビルドするためのツールなどが同梱されています。

SDK のダウンロード先(ノベルスフィアデベロッパープログラム) : https://developer.novelsphere.jp/

SDK の準備をする

novelsphere.js SDK を入手したら、展開し、格納されているファイルとフォルダを確認してください。

以下のようなファイルとフォルダが存在していれば正常です。

builder フォルダ ビルドを行うためのアプリケーション(Builder)が格納されたフォルダです(詳細は「Builder リファレンス」を参照)。
doc フォルダ novelsphere.js の説明書(ドキュメント)が入ったフォルダです。このフォルダの中の index.html を開くとドキュメントが見られます。
plugin フォルダ プラグインが格納されたフォルダです。このフォルダにプラグインが入っているだけではプラグインを使うことはできません(詳細は「プラグインリファレンス」参照)。
template フォルダ novelsphere.js プロジェクトフォルダの雛形(テンプレート)です。このフォルダだけで、すでに最小限の novelsphere.js コンテンツとして成立しています。制作の際には、このフォルダをコピーして好きな名前に変え、このフォルダの中をいじっていく形で作業を進めていきます。
readme.txt novelsphere.js SDK の簡単な説明が書かれたテキストファイルです。
license-ndp.txt novelsphere.js SDK のソフトウェア使用許諾契約書です。

ランタイムをインストールする

novelsphere.js コンテンツを制作する際には「Builder」というアプリケーションを使うことになりますが、別途ランタイムが必要となる可能性があります。

Windows の場合

.NET Framework 4.5 が必要です。

上記の「BuilderForWindows.exe」を起動してみて、うまく動かずに .NET Framework のインストールを要求されるようであれば、下記の URL から .NET Framework をダウンロードし、インストールしてください。

.NET Framework 4.5 の入手先(2013年8月14日現在): http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=30653

Mac の場合

Mac では「BuilderForWindows.exe」を使用できませんが、代わりに「builder.exe」を使用することができます。このためには、Mono Runtime が必要です。下記の URL から Mono Runtime をダウンロードし、インストールしてください。

Mono Runtime の入手先(2013年8月14日現在): http://www.mono-project.com/

ver.1 では、Builder を使う前にコンパイルサーバを使うための設定が必要でしたが、ver.2 ではコンパイルにサーバを必要としなくなったため、設定は不要になりました。