環境変数リファレンス

環境変数について

NS KAG からは、各種の環境変数を参照することができます。

変数の利用方法については「変数について」を参照してください。

環境変数一覧

変数名 値の意味
ev.ua string ユーザエージェント情報。
【例】Mozilla/5.0 (Macintosh; Intel Mac OS X 10_8_1) AppleWebKit/536.25 (KHTML, like Gecko) Version/6.0 Safari/536.25
ev.hostname string 現在接続しているホスト名。
【例】novelsphere.jp
ev.lang string ユーザのブラウザのサポート言語。
【例】ja-jp
ev.query object コンテンツの HTML を開くときに渡された URL クエリパラメータ。
パラメータ名を添え字、パラメータの値を値とする連想配列オブジェクトの形となっています。
URL クエリパラメータが渡されていない場合は undefined となります。
【実例】
http://www.novelsphere.jp/gametitle/?hoge=abc
というリクエストでコンテンツを開いている場合、
ev.query["hoge"] の値は "abc" である。
ev.req object 最後に行ったリクエストの返り値。
このオブジェクトの内部構造は、「ev.req オブジェクトについて」のとおりとなっています。
ev.geo object 最後に取得した位置情報。
このオブジェクトの内部構造は、「ev.geo オブジェクトについて」のとおりとなっています。
ev.save object 現在再生しているコンテンツのセーブデータ情報。
このオブジェクトの内部構造は、「ev.save オブジェクトについて」のとおりとなっています。
ev.lastimage object 最後に読み込んだ画像の情報。
このオブジェクトの内部構造は、「ev.lastimage オブジェクトについて」のとおりとなっています。

ev.req オブジェクトについて

環境変数のうち、ev.req オブジェクトは以下の構造を持ちます。

なお、 [o2_request] タグによるリクエストを一度も行っていない場合には

変数名 値の意味
ev.req.stat string リクエストの返り値(ステータス行)。
【例】HTTP/1.0 200 OK
ev.req.head string リクエストの返り値(ヘッダ)。
【例】
Cache-Control: private
Content-Type: text/xml
Server: Apache/1.3.42 (Unix) mod_ssl/2.8.31 OpenSSL/0.9.8e
Date: Sun, 10 Apr 2005 11:34:23 GMT
Connection: Close

ev.req.body string リクエストの返り値(本体)。
【例】
<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
<content>hoge</content>

ev.geo オブジェクトについて

環境変数のうち、ev.geo オブジェクトは以下の構造を持ちます。

なお、以下の場合には ev.geo オブジェクトそのものが undefined となります。

変数名 値の意味
ev.geo.coords object 位置情報を格納するオブジェクト。
以下の要素を持ちます。
ev.geo.coords.latitude number 最後に取得した緯度(単位:度)。
ev.geo.coords.longitude number 最後に取得した経度(単位:度)。
ev.geo.coords.altitude number 最後に取得した高度(単位:メートル)。
ev.geo.coords.accuracy number 最後に取得した緯度・経度の誤差(単位:メートル)。
ev.geo.coords.altitudeAccuracy number 最後に取得した高度の誤差(単位:メートル)。
ev.geo.coords.heading number 最後に取得した進行方向(単位:真北を0度、真南を180度とし、時計回りに加算していく角度)。
ev.geo.coords.speed number 最後に取得した速度(単位:メートル毎秒)。
ev.geo.timestamp number 最後に位置情報を取得した時刻(単位:1970年1月1日0時0分0秒0ミリ秒からの通算ミリ秒)。

ev.save オブジェクトについて

環境変数のうち、ev.save オブジェクトは以下の構造を持ちます。

変数名 値の意味
ev.save.caption array 各スロットのセーブデータの見出し(文字列)の配列。
例えば、1番スロットにセーブされたセーブデータの見出しは ev.save.caption[1] に格納されています。
ev.save.date array 各スロットのセーブデータのセーブ日時(Date オブジェクト)の配列。
例えば、1番スロットにセーブされたセーブデータの日付は ev.save.date[1] に格納されています。
ev.save.snapshot array 各スロットのセーブデータのスナップショット画像(文字列)の配列。
スナップショット画像は PNG 形式に Base64 エンコードを経て文字列として保存されます。
例えば、1番スロットにセーブされたセーブデータのスナップショット画像は ev.save.snapshot[1] に格納されています。
この Base64 文字列は、[image]タグや[pimage]タグの storage 属性にエンティティとして直接指定することができます。例えば、[image storage="&ev.save.snapshot[1]" layer="base"]というスクリプトを実行すると、1番スロットにセーブされたセーブデータのスナップショットを base レイヤに描画することができます。

ev.lastimage オブジェクトについて

環境変数のうち、ev.lastimage オブジェクトは以下の構造を持ちます。

変数名 値の意味
ev.lastimage.width number 最後に読み込んだ画像の横幅(単位:ピクセル)。
ev.lastimage.height number 最後に読み込んだ画像の縦幅(単位:ピクセル)。